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ウォレス・コレクション

前に一度行ったことがあるのですが、プロの説明を聞きたくてガイドツアーの時間に合わせて行ってきました。

The Wallace Collection
Hertford House, Manchester Square, London W1U 3BN
入場料:無料
日本語Wikiにもこの美術館の説明があります。→こちら
IMG_7696.jpg

18世紀のフランスの美術品がたくさんあり、ロココの代表的な絵や磁器などのコレクションが素晴らしい。入場料も無料でガイドツアーも無料。ツアーの開始時間はウェブサイトの「What's On」で確認することができます。

階段を上がったところの吹き抜けには、ルイ15世の公妾であったポンパドール夫人をパトロンに持ったフランソワ・ブーシェの作品が堂々と飾られています。ブーシェはポンパルドール夫人の晩年の絵も描いていますが、首のしわなどをリボンで隠したり、肌つやを実際よりよく描いたりして、同時期に描かれたポンパルドール夫人の絵と比較して、かなり美化して書いたそうです。National Galleryに晩年のポンパルドール夫人の絵があるから比較して観察すると面白いと説明してくれました。
IMG_7697.jpg

なぜ、こんなにもたくさんのフランスの美術品が海を渡ってイギリスへ?と思ったのですが、王政とアンシャン・レジームが崩壊した1789年のフランス革命の後、多くの美術品が海外に流出したそうです。

これはいわゆる香炉。お風呂に入る習慣はポンパルドール夫人が始めたといわれているそうなのですが、それまでは普及していなかったため、部屋中に香炉を置いて匂いをマスキングしていたんだそうです。中国の磁器が使われています。
IMG_7699.jpg

マリー・アントワネットが所有していたというデスク。どのデスクや棚にも鍵付きのものが多いのですが、男性との恋文などを鍵付きのキャビネットに見られないように保管していたんだそう。
IMG_7705.jpg

日本の筆入れ。漆を施された調度品などもたくさんありましたが、18世紀フランスではジャポニズムが流行っていたそうです。初期のころは日本のデザインをそのまま輸出することが多かったそうですが、徐々に海外うけするデザインを施すようになり、そういう特殊な流通ルートが生まれていたそうです。漆製品は漆の木が育つ気候でしか作ることができなかったため、とても高価なものだったそうです。漆=Natural Plasticと説明していました。なるほど。
IMG_7701_20120305034911.jpg

もちろん、有名なフラゴナールのブランコの絵の説明もありました。この人の後でロココは下火に。
IMG_7702.jpg

この美術館にあるセーヴル焼のコレクションも素晴らしいです。ポンパルドール夫人が工房を援助して、息のかかったデザイナーを送り込み、現在ポンパルドール夫人カラーと言われるピンクや鮮やかな青を施した多くの磁器があります。

約1時間ちょっと。とても勉強になったガイドツアーでした。

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プロフィール

けこ

Author:けこ
10数年の東京での社会人生活の後、旦那さんの転勤で2009年3月~2011年1月までニューヨーク、2011年1月から今度はロンドンに住むことになりました。NYで始めたブログをそのまま引き継いで、今度はロンドンでの生活を、個人的な視点で書き綴ります。

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